父親になってしまった俺。part2

宮パパの努力と決意。5 ページ45

最近ここ何年も宮田って本当いいやつだなって思わされることしかなかったけど。


こいつやべえ…って久々にシンプルにひく。(笑)


中学生じゃあるまいし…あるまいしってかもう40過ぎてるおっさんが

彼女作るわ、とか高校生以来に聞いたような宣言を45のおっさんにしてる状態かつ

まじでノープラン、おまけに見通しゼロ。


「お前さぁ……」に続ける言葉が全然出てこない。


「え、なんか引いてない？(笑)俺なんかキモイこと言った？(笑)」


「いやキモイっつか…別にそんなことせめて彼女出来てから言ってくれればいいわw

俺はこれをお前から聞かされて何て返せばいいわけ？

わかった、がんばれ、で合ってんの？(笑)」


「いや、キタミツになんか言って欲しいわけじゃないし、誰か紹介してって頼むわけでもないけどさ(笑)

なんか…北山家の皆さんあっての俺の今のこの感情だからさ…ありがとうごさいますっていうか…」


「そんなん…俺ありがとうなんて言われるようなことなんもしてねぇよ。


宮っちにとってそういうタイミングだったってことなんだと思うよ。

たまたま宮っちの中で知らず知らずのうちに結婚願望が芽生え始めてて、

その時期にたまたまひなとつむが生まれたってだけ。


今腹ん中にいる子もさ、Aが望んだ通りに

つわりで苦しんでてもあいつらはまだ何もわかんねぇから心配かけないし

ついでにツアー初日ぐらいから安定期、とか考えると


物事ってなるようにしかなんねえんじゃねぇのかな、とか思うんだよね、最近。

でその、なるようになるタイミングも元から決まってる。

そのタイミングに気付くきっかけに自分が気づけたか、気づけなかったか。


だから宮っちの場合、そのきっかけがたまたまひなとつむだったってだけでタイミングだったんだよ、多分。

あとはフィギュア500体あっても許してくれる寛大な人を探すだけなんじゃない？」



なんだか無意識のうちにまともなアドバイスまがいなことをしてしまい、恥ずかしくなって



「…まぁ、あと15年ぐらいあればそんな人現れてくれると思うよ。」


なんて


これぐらいでいけそうと思った年数を5倍増しにして補足しておいた。

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