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メンバーに相談。F2 ページ18

来ていいよ、という横尾さんからの連絡で店に入る。

まじのまじで緊張してる自分に笑ってしまう。

この無理ゲーを制するため、ひとつ目標を定めた。

ずっと藤ヶ谷の目を見て話すこと。

もうこれさえ今日は出来れば自分を褒めましょう(笑)


「…うっす。」


俺が入ってきた瞬間明らかにえ?っていう顔をする藤ヶ谷。


「みつが、俺が太輔に会わせたい人。」

「…え?何?撮影?」

「いや、カメラ入ってない。俺が横尾さんに頼んで今日、セッティングしてもらった。」

「太輔きいて。
俺は何でも太輔の味方だって言ってきたけど、太輔の味方になりきれないことが1つずっとあるの。

それが、ミツとの距離の取り方。

だから定期的に俺言ってたじゃん?北山さんと少し話せば?って。

それはね、俺が2人にはグループの2トップとしてさ、表面上だけじゃなくて本音で付き合える最強タッグになってくれればグループのためにもいいなってずっと思ってるのももちろんあるけど、

何よりミツがね、キスマイが10周年迎えるよりずっと前から俺に太輔との関係を改善したいってずっと相談してくれてたの。

で、ミツはミツで、10周年を迎えるまでには絶対どうにかするって言ってたの。

それがコロナでさ、ちょっと色々普通じゃない状況になっちゃったし、そのまま個々で忙しくなっちゃって俺もどう2人を取り持ったらいいかタイミング掴み損ねてさ、まぁ今回こんな感じにしちゃったんだけど……

ミツの話聞くだけでもいいからさ。ちょっとだけでもいいから向き合ってみてよ。

これは俺からの身勝手なお願いだからさ、今日はずっと俺もここで立ち会うからさ、ほら、ミツどうぞ。」


藤ヶ谷が横尾さんに諭されると何も言い返してこないことを知っていてとった横尾さんの作戦だ。

太輔が怒って帰るような状況には絶対にさせないから任せて、と言ってくれていた。本当に感謝。


「……ごめん。藤ヶ谷。今まで本当にごめん。悪かったと本当に嘘じゃなく思ってる。…」


何喋ろうとかあえて考えてこなかったけど横尾さんのパスを受けた俺は
ほぼ無意識のうちに謝罪の言葉を口にしていた。

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ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時

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