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始まりの話。6 ページ6

「………ひろくん本気で言ってるの?」


腕の中で暴れてたAが静かに聞いてくる。

ここまできたらもう戻れないと悟った俺は意を決した。


「俺は本気で言ってる。1000%本気。

こんなお酒臭い状態で言っても伝わんないかもしれないけど
今日ひっさびさに会ったA見た瞬間、正直ちょっとかなり自分の中で衝撃が来たというか…

こういうのどう言ったらいいかよくわかんないけど…
今日会った瞬間から完全にAに心持ってかれてる自分がいる。

さっきからずっと今日絶対2人きりになろうって決めてて…
外でようって言ったのもぶっちゃけそのため。

だからまぁ何が言いたいかっていうと!俺は今のAに完全に惚れてる。

これからAを彼女にしたいと思った。

これは本当に本当の本気です。」


「……………………バカ………っっ(泣)」


「え…何で泣いてるの?
ごめんごめん急に怖かった…??
俺はほんと昔からA泣かせてばっかだな(笑)」


にこりともしないで泣き出したAを見て少し酔いがさめる。

やっちまった…

俺がAがずっと好きな人な訳ないもんな…

と日本一早い反省会が脳内で繰り広げられる。


「…それ…………信じていいの……??」

「えっ……??」

「この酔っ払ってるひろくんの言葉、信じていいの?」

「うん、大丈夫。明日になって今のこと全部覚えてないって言い始めたら
小さい頃の写真全部週刊誌の人にあげていいぐらい俺は本気(笑)」


ふふっと笑ったAが今度は抱きついて来た。


「…え??……A??」

「……私のずっと好きな人ひろくんだよ…」

「…Aマジで言ってる……??」

「うん、こっちは1億%本気だよ。
てかひろくん鈍感すぎるんだよ。
私ずっとひろくんのこと好きだったよ。」

「でもそれはお兄ちゃんとして、だろ。」

「小学生まではずっと初恋の人だった。

でも中学になってお兄ちゃん的存在なのか恋人にしたい好きなのかわかんなくなって…

私だから全寮制にしたんだ、学校」

「え、お前バスケ強くなりたいからって…」

「まぁそれは嘘じゃないけど別に東京でも強い高校なんていっぱいあるじゃん。

でも東京にいたら芸能界で頑張るひろくんの邪魔になっちゃうなって思ったのと

このひろくんに対する感情がよくわかんなくて
それ自分で消化するために全寮制選んだの。」

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ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時

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