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プロポーズ。5 ページ29

俺が全てを話すと泣きも笑いもしないで唖然とした顔をするA。


「え…A??どした…??なんか…嫌だった…??」

「……本当に………本当に私ひろくんと結婚出来るの?」

「うん。本当に出来る。っていうより俺がAと本当に結婚したい。」

「………なんか…まだまだ先の方になっちゃうっていう雰囲気だったから…なんか…びっくりしちゃって涙も出てこないんだけど…え…今夢じゃないよね??」


なんだ、そういうことか…。
今はまだ籍は入れたくないとか言われる未来が急に鮮明に想像できて死ぬかと思った。


「アッアッアッ(笑)夢じゃないよ。じゃあ、これ書いてみれば実感湧くんじゃない?ほら、どうぞ。」


婚姻届の前にAを座らせてあげる。


「え…これ…日付明日…」

「明日結婚指輪取りに行く日だったでしょ。一緒に取りに行くはずだったのに俺が先に取りに行っちゃったから、これ一緒に出しに行こうかなぁと思って。」

「……うぅ〜〜(泣)」

「実感湧いた?明日一緒に行ってくれる?」


うん、と頷いたAは泣きながら婚姻届を出せる状態にしてくれた。

その夜、一緒にベットに入った時、珍しくAが自分から「ひろくん愛してる大好き」とか照れながら言うから俺の理性が一瞬にして崩壊し、就寝時間が1時間遅くなったのは言うまでもない。


次の日、婚姻届の証人として薮が朝一で家に来てくれる。


「わるいな、こんな朝から。」

「これに俺がサインできるってことの方が光栄ですよ、ほんと2人ともおめでとう。A目パンパンじゃん(笑)」

「死ぬほど泣いたもんな。昨日だけで1年分ぐらい泣いたんじゃねぇの」

「まぁ宏光めっちゃ考えてたもんな。俺が相談に乗ってやろうかと思ったのに自分で考えなきゃプロポーズの意味がねぇとか言ってめっちゃ準備してたよ。末永くお幸せにね。」

「ありがとこーちゃん。てかこーちゃん仕事じゃないの?スーツじゃないけど」

「今日さ、休んだんだよね」

「え、俺らのために?」

「ちげえよ(笑)嫁がさ、体調悪くて」

「え、大丈夫?すぐ戻ってあげて。ごめんねそんな時に」

「いや…それが多分だけど妊娠でさ」

「まじ?!」

「この話宏光から貰った日に陽性出たんだよ。完全に2人の幸せパワーでもらったわ。だから今日俺は病院。」

「えー、報告楽しみにしてるね。おめでと!」

「2人もいってらっしゃい」

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ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時

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