私の愛する日常生活 ページ45
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無口でクール
そんな印象だった彼は
｢きっったかぜーーこっぞおぉーのかーんたろー！｣
｢ね、午後の授業サボって遊びに行かない？｣
｢好き｣
｢Aちゃんに好きになって貰えるように頑張る｣
人見知りの私の心をこじ開けて入ってくる
強引さがあったり
不機嫌になったり
楽しそうに笑ったり
耳まで赤くして真っ直ぐに想いをぶつけてきたり
子供のように無邪気な男の子だった。
そんな彼からの
突然の告白から始まった私たちは
今年もまた、だんだんと近づいてくる冬を前に
玉｢きっったかぜーーこっぞおぉーのかーんたろー！｣
『かんたろーー！』
トラックの音楽に乗せて大きく歌っていた
玉｢あ、そうだA
今年こそは後夜祭、ずっと一緒にいてよ？
他校の男に声かけられても無視、いいね？最後なんだから｣
そしてまた、3度目の体育祭の時期がやってきた
どんなに喧嘩しても、登下校は一緒に
そして、絶対に手を繋ぐ
そんな決まり事を付き合ってから提示してきた彼は、律儀に3年間ずっと守り続けていて
今、拗ねた顔で私の方を向く時も手は繋がれたまま
『一緒にいる気はあるよ
でも無視はダメじゃん？』
で、その拗ねてる原因は
毎年、後夜祭で私が長くいない時間があるから
1年目は
ペアになりませんかと教室を訪ねてくれた人達(その中でも友達になってくれた人)と話して
2年目は
後夜祭に来てた他校の生徒さん(これがまた割と多い)に話しかけられて。
なんか、周りが皆ペアでいるから1人だと寂しいんだって。かわい…ぃ
玉｢えぇなんで
A、人見知り2年の時に克服したじゃん？
そんでモテるの加速して、不安なの｣
そう、私の成長といえば極度の人見知りを克服したこと。
ミツ達と仲良くなった事で、コミュ力が身についたってこともあるけど
第一は裕太、あなたのためだからね？
胸に手を添えて｢不安なの｣なんてふざける彼は
付き合った頃より前髪が伸びて、もっとかっこよくなった
だから、私も頑張らないとって
お似合いだって言われたいし。
『裕太もじゃん
笑うと可愛いのバレてモテるの加速してる
あぁ怖い
最近下級生の子からの視線も感じるし！』
｢だってA、笑った顔好きって言うから｣
『…まぁ好きなんだけどさ』
そう言うと嬉しそうに笑うとこはずっと変わんないけど
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あい(プロフ) - 初めまして。この主人公と玉森くん可愛すぎます♡表現が素敵で面白くて、大好きなお話です。このお話しに出会えてよかったです♡おまけも気になりますし、まだまだ玉森くんのお話を読んでみたいです！ (2023年4月23日 21時) (
レス) @page48 id: eff587300e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか？ (2021年2月4日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんり。
| 作成日時：2020年12月20日 22時
