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放課後
教科書を下駄箱に置いてくれた人が
誰なのか気になって何となく3年生のところへ


北先輩のクラスって何組だ…?
しまったあの3人に聞けばよかった
ゆっくり歩きながら3年生の教室の中を見る




放課後だからあんまり人が居ない
来る時間、間違えちゃったかな



傍から見たらかなり挙動不審な私
キョロキョロしながら進んでいると…





北「峰さんやんか、どしたん」


『北先輩!あの質問したくて来ました』





どもりそうになったのをグッと堪えて
話を続けた






『この教科書、下駄箱に置いてくれましたか…?』


北「ああ、その事か。侑やろ、後で言っとく。気にせんでええよ」


『あ、いや、その…わざわざ下駄箱に入れていただき、ありがとうございましたっ』


北「はは、なんや、そんな丁寧な言葉使わんでもええよ」





北先輩、いま…笑ってた?
私はお礼と同時に頭を下げていた為
見れなかったけど笑った?


見たかった、惜しいことしたな…







『でも、ちゃんとお礼しますね。部活行く前に失礼しました』






再び頭を小さく下げて自分の教室へと戻る



双子と角名が居ないところで話しちゃった
夢みたい


足軽く教室へ戻ると何故か4人集まっていた
角名と銀島くんも揃えてどうかしたのかな







『あのー、カバンとって良いですか?』


侑「あかん」


『もうなんで?帰りたいの私は』


銀「峰さん困ってるやんとりあえずどいたれって」






流石話のわかる銀島くん
彼にカバンを取ってもらい
そのまま教室を出ようとしたら制服の襟を摘まれる






『痛いわ、アホ』


侑「ちょっと耳かせ」






そう言われ素直に耳を傾けると
“北さんの弱点を狙い、俺らはサプライズを考える”と
言い出した


サプライズか
弱点になるのか?疑問に思いつつ
とりあえず話を聞く






侑「インハイ中にはなるけど北さんの誕生日が7月5日や。サプライズプレゼントするで」


治「それで泣かしたろってことか」


侑「そや!分かったなら俺に金出せ!」


角「え」
銀「え」
『え』
治「え」





めちゃくちゃ綺麗なハモリでちょっと笑ってしまう
ツムになんて渡せば別に使われると皆思ってるのだろう
分かる、てか絶対そう


イヤーな顔をして4人で顔を横に振る







治「それこそ、俺ら部活やし?Aでいんじゃないの?」


『いやてか待って、部員じゃないのにお金出すのおかしいでしょ』


侑「もう、そんな細かいこと気にせんの!」


『どこぞのオカンか』






なれない関西弁で華麗にツッコミを入れて
“関係ないようなのでサヨナラ〜”と教室を出た








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設定タグ:HQ , 北信介 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
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比奈(プロフ) - Ninonさん» Ninon様:コメントありがとうございます!可愛いと言って貰えて多分喜んでると思います!この2人を見てる限り少し長い話になってしまうかもしれませんが最後までよろしくお願い致します!🦊🖤 (2023年1月29日 10時) (レス) @page12 id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
Ninon - 北さんと夢主ちゃんがかわいすぎて!応援してます(^^) (2023年1月29日 9時) (レス) @page10 id: 8449700e48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むむたろう | 作成日時:2023年1月27日 5時

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