4 ページ5
・
「北さーん!
ありました?」
もうそろそろ、いろんな意味で心が持たない・・・
と思っていたときに、体育館から聞き覚えのある声がした。
「その花壇で見つけたんすよ、
四つ葉のクローバー・・・って
佐々木?」
「あ、宮くん」
振り返ると、部活中だったのか
ジャージを着て汗だくな宮侑くんがいた。
同じクラスで、席も近く、よく話す。
「ふ、ふう・・・」
そこまで親しいわけではない、
よく話す男の子、ただのクラスメイトのような関係。
そんな関係でも
宮くんの声のおかげで
張りつめていた緊張がほぐれた。
助かった。
「佐々木、なんでこんなとこおるん?」
「あ、日誌出しに職員室行って
その帰りに・・・」
「ああ、日誌か!
委員長、大変やな」
いつもお疲れさん、と言い
宮くんの視線は私から隣の銀髪の隣の方へ。
・・・そうか、
宮くんこそなんでこんなところに、と思ったけれど
宮くんはバレー部だから体育館を使っているのか。
「さっき治とどっちが先に見つけられるか
競っとったら 本当にあったんすよ!
北さん絶対信じてないっすよね!」
わんわんと、素を出して喚く宮くん。
・・・親しいのかな、
この人とはどんな関係なのだろうか・・・
・
372人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あまね(プロフ) - さすが罪深い男とかいてキタと呼ぶ。めちゃ好きです🍁 (4月28日 0時) (レス) @page35 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - どーなつ!さん» わ〜ありがとうございます!幸せ感じていただけて私も幸せです(T_T) (3月22日 23時) (レス) @page33 id: 6b0f65a5a7 (このIDを非表示/違反報告)
どーなつ! - きゅんきゅん、、、します、、、幸せ、、、、、、続き楽しみです頑張ってください! (3月22日 18時) (レス) @page31 id: 234d97ae0d (このIDを非表示/違反報告)
美玲(プロフ) - 稲荷さん» 楽しみにしてくださってコメントもありがとうございます(TT)お待ちください! (3月10日 12時) (レス) id: c86f5573b5 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷(プロフ) - 続き楽しみです! (3月10日 8時) (レス) @page27 id: d01056f976 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:美玲 | 作成日時:2024年2月27日 1時