73話 ページ26
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翌日。
エンデヴァー事務所は今日の会見に向けて準備を進めていた。
私も勿論その手伝いをしている。
脳無や荼毘の件は全部秘密に。何か処分が下されるかもしれないからね。
脳無の方はエンデヴァーがやってくれました〜ってことにしとこ。
聞いた話じゃ、その時はもうあそこにいなかったらしいけど。
会見が始まった。
沢山の記者からカメラやマイクを向けられているが、エンデヴァーに緊張しているような素振りは見られない。
いつもテレビ越しに見ていた記者会見を生で見られるとは。
顔が緩みそうになるが、それを必死に抑えて始終キリッとした表情を保ち続けた。
私 偉すぎる。
「厚生堂でエンデヴァーと脳無が戦ったと聞きましたが、それについてはどうなんでしょうか？」
「む？」
んぐあああぁぁ！！！？？？
心当たりなどもちろん無いエンデヴァーはその質問に眉を顰めた。
やがて私だけ様子がおかしいのに気づいたのか、ため息を一つつく。
「それに関しては、職場体験に来ているそこのヘスティアに聞いた方が早い」
そう言って私を指さす。
その先にいる私を見て、記者たちは顔を輝かせた。
……どうせ、「いいネタを見つけた」とでも思っているんだろう。
エンデヴァーの会見が終了したかと思えば、今度は私の方に押し寄せた。
雄英にマスコミが来てた時しかインタビューとかしたことないんだけど！！
どんな風に答えればいいかなんて知らないし！！
心の中でキレながらも応答した。
ちゃんと最後まで答えた私、凄く偉い。
昨日、今日と私偉すぎないか？？？
「エンデヴァー！！なんで脳無の件、自分の功績にしなかったんですか！！」
「他人の功績を己のものにするほど困っていない。
お前がやったのなら、お前が褒められるべきだろう」
なんともないような顔でそう言った。
……やっぱりエンデヴァーはカッコイイなぁ。
前を見る彼を、顔を綻ばせながら後ろからついて行った。
■
「一週間ありがとうございました！！」
「ありがとうございました」
轟くんと一緒に頭を下げた。
サイドキックや事務員さんたちがお見送りをしてくれた。
エンデヴァーは仕事があって無理らしい。
この一週間は私にとってかなり大きいものとなった。
新しい技術を身につけ、少しずつだけど、確かにヒーローへの道を歩んでいる。
私は一体、どんなヒーローになるんだろう。
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花鳥風月 - みんなかっこよすぎでしょ！？かっこよさが罪！ (2021年5月13日 7時) (
レス) id: 807eb68517 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - いやぁぁぁぁ！荼毘さんっっっ！カッコいい！←完全に頭おかしい奴 (2021年5月9日 14時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - みーたん！さん» それなです...推しが尊い... (2021年5月7日 23時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん！ - 夢主ちゃんと上鳴くんの絡み、、！よき^ - ^ (2021年5月4日 16時) (レス) id: 4e876a97b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひとや | 作成日時：2021年5月3日 23時
