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No.348 ページ48
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太輔さんの隣をとぼとぼと歩く。
藤「朝はごめんね、皆にばらしちゃって」
あ「ううん、そんな……
行こうってなったのは事実だし」
藤「……Aってさ、やっぱり玉が好き？」
あ「えっ？」
藤「玉のことが一番好き？」
あ「………」
皆さん、本当にずっと優しくしてくれてた。
だから……今さら誰が一番なんて……
藤「そっか……まぁ、そうだよね」
自分の中で勝手に解決したみたいにうなずき始めた。
藤「あの旅行、玉と行っておいでよ」
あ「え！？」
藤「そもそも、あの旅行誌選んだの玉だし笑」
あ「あ、そうだったんだ…？」
藤「うん。
玉ならひとり旅でどこ行きたい？って聞いて選ばせたの」
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作者名：A.N.JELL
| 作成日時：2020年11月18日 23時
