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No.338-F ページ38
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5分前、Aがドタバタと1階に向かっていったのは耳で把握済み。
そろそろ下へとおりれば、Aとナイスタイミングで会えるはず。
……まぁ、こんなこと計算しなくても部屋行けばいい話なんだけどね。
俺は、Aとの"偶然"を探してるってわけ。
藤「そろそろかな」
部屋を出て、トントンと階段をおりた。
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玉「こんなに鍛えてるんだけど、どう？笑」
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ん？
玉……？
あ「あ、え、どうって……」
玉「A、いま顔赤いでしょ？」
洗面所から聞こえてくる会話に耳を澄ませる。
ふーん……やっぱり、ドキドキするのは玉にだけなのかな。
ガチャ
あ「わっ、太輔さん」
藤「こんな遅くまで起きて玉のこと待ってたの？」
あ「いや、これはたまたまで……」
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作者名：A.N.JELL
| 作成日時：2020年11月18日 23時
