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No.325-M ページ25
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ガチャ
カラオケルームに入ると、ガラスのコップを片付けてる玉がいた。
宮「……たま」
玉「さっき何してた？」
俺に顔を向けないまま、玉は鋭く聞いた。
宮「え、何って……」
玉「覗いてたでしょ？」
備えついている小さなキッチンに両手をついて、首をかしげながら聞いてくる。
宮「………」
玉「はぁ……
宮田さぁAのこと諦めてくんない？」
まだ何も言ってないのに、急に核心をついてきた。
玉「わかってると思うけど、俺のほうが勝算あるからね？」
マジで怒ったときにしか見せない睨み方に、思わず目を背けたくなる。
……でも
.
宮「……それはできないよ。」
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作者名：A.N.JELL
| 作成日時：2020年11月18日 23時
