その優しさは、嘘なのでしょうか。3―HusiQ.K―

No.118―北山side― ページ18

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北「着いたぞ〜」









シートベルトを外しながら、声をかける。









北「おーい……？」









ちらっとのぞくと、すやすや寝てた。









北「おい、A」









起きろよって言いたいところだけど、今日くらいはいっか。









バンッ









Aを抱き上げて、マンションに向かう。









北「部屋番号はっと……」









車の中で探しておいた鍵を見て確認した。









―A宅―



ガチャ









北「お邪魔しまーす……」









下駄箱の上に鍵をおいて、Aの靴を脱がせて









2人で中に入る。









ベッドにAを寝かせて、やることは済んだ。









北「さて……」







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あ「……ｸﾞｽｯ……」









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離れようとしたら、鼻をすする音がしたから









ベッドに戻った。









あ「ｸﾞｽｯ……きた、やまさん……」









寝ながら泣いてる。









どんな夢見てんだよ……









俺は夢でもAにきつく……









あ「ごめんなさい……」

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