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連絡 ページ14

「…今日は、何か買いに来たんですか?」



「ん、魚眼レンズっていうの?
なんか迫力ある写真見て、
いいなって思って。」





そう言ってにっこりと笑う藤ヶ谷さん。









…かっこいいなあ…!?








「ん?どうかした?」



「…いや!いいえ!」






こんな色気を纏ってる男性、
いるんでしょうか…。








藤ヶ谷さんの相談に乗って、

これまた高価な
わたしには手の届かない
魚眼レンズをお買い上げした藤ヶ谷さん。









「ありがとう、付き合ってくれて。」




「いいえ!いいですね、魚眼レンズ。

わたし仕事でしかカメラ使わないから、
魚眼レンズとか使わなかって。」





「あ、そういえば馬場さんって
なんの仕事してるの?」





「あ、わたしはき、、、、、」









口籠ったわたしを
キョトンとした顔で見てくる藤ヶ谷さん。






ここで記者と言ってしまったら、、
きっと関係性は悪い方へ…。








「…どうしたの?」





「えっと、、」





って、なに関係性を気にしてるんだろう。


たまたま、
同じお店で、
会うのが3回目なだけなのに。



住んでる世界が、違う人なのに。









「…よし、いいよ、言わなくて。」





「…えっ?」




「じゃあ、その代わり。」






そう言って微笑むと
左手を差し出す。







「…?」




「携帯、貸して?」




「え?あ、はい…」







忘れてきたのだろうか、と
すんなり渡すと
右手でポケットを探る。






「携帯、開けて。」




「…?はい。」





暗証番号を押し、
渡すと

しばらくして
微笑みながら携帯を返してくる。








「これから、もっと知ってみたいから。
カメラのことも教えて欲しいし。」





そう微笑む彼の顔を見てから
画面に目を向けると、

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作者名:yutak☆彡.。 | 作成日時:2019年2月10日 20時

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