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No.37―あなたside― ページ37
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ほんと、横尾さんには何でも話せちゃう。
……怖いくらいに。
あ「あ、これ続き頂きますね」
そう言い終えた直後、お皿に添えている手に
横尾さんの手が重なった。
あ「どうかしました……?」
横「俺、たまにAさん家に料理作りに行きますよ」
あ「え、でもお忙しいんじゃ……」
横「そんなことないです。
仕事帰りとか、寄ってもいいですか?」
忙しくない訳がない。
こんなの、横尾さんには負担が……
横「Aさん」
迷ってるのが顔に出てたのか、ちょっと厳しい口調で名前を呼ばれる。
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横「俺がそうしたいんです」
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眼鏡越しに、まっすぐ私の視線を捉えてた。
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作者名:A.N.JELL | 作成日時:2020年12月30日 22時