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No.20―あなたside― ページ20
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藤ヶ谷さんの少し冷たい視線がささった。
あ「……冗談です」
また形だけの笑顔を向けて視線をそらした。
藤「まぁ、それが俺へのってことなら付き合ってもいいけど」
窓の方へとそらした顔を覗き込むように、ぐっと近づいてくる。
あ「えっ……」
藤「でもそれってさぁ……」
そのまま、耳もとで
"渉にでしょ?"
とささやかれた。
あ「………」
藤「ふっ笑
べつにいいけど。
……でも、今は俺のこと考えてほしいな」
やっと顔が離れたから、肩の力が抜けた。
あ「すみません……」
藤「いいよ、もう」
その瞬間、気を抜いてたのがバレてたみたいに
不意打ちのキスをくらった。
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作者名:A.N.JELL | 作成日時:2020年12月30日 22時