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No.10―あなたside― ページ10
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藤「ん、このトリュフ美味しい〜」
目の前に出されている高級料理。
どれも、特にこれと言って味がしなかった。
藤「A、どうかした?」
あ「え、なんでですか?」
藤「さっきから下向いてるから」
あ「あ、すみません……」
藤「そんな、謝らなくていいよ。
……それしなきゃなのは俺の方だし」
そう言ってナイフとフォークをそっと置いた。
藤「今日は、俺だけの仕事って嘘ついてごめん。
本当はみんなに、Aは俺の彼女だって思わせたかったんだけど……
無理だったね」
話し終えた藤ヶ谷さんは、赤ワインをゆっくりと口へ運んだ。
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作者名:A.N.JELL | 作成日時:2020年12月30日 22時