甘々-M ページ50
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Aとの出会いは、このお店。
もちろん、通いすぎちゃったのはAを振り向かせるためだった。
俺は相手に追いかけられたいタイプだけど
気づくといつもAを追ってた。
昔のことを思い出していると、店が開いて
レジにさっきと同じような長蛇の列ができた。
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あ「はい、では一度ここから切らせていただきますね〜」
Aが列の整理にきた。
佐久間「Aさん、スープありがとうございます!」
店の死角部分に並んでたからか、佐久間がお礼を言う。
あ「いいえ〜俊哉、お目当てのやつ買えそう?」
宮「うん!」
あ「じゃあ、また後で整理しに来るね」
そう言って立ち去ろうとしたAの手をぎゅっと握った。
あ「っ!」
宮「あ、ごめんね……」
隙があればAに触れたい。
そう思ってしまう。
あ「そんな、謝らないで」
そう言ってぎゅっと握り返してくれた。
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作者名:A.N.JELL | 作成日時:2020年8月24日 1時