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No.32―藤ヶ谷side― ページ32
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北山のいなくなった楽屋でため息がこぼれる。
二「これじゃあ仕事なくなっちゃうよ……」
千「でも、みつの性格的にこうなるのも仕方ないのかもね……」
横「正直、俺としてはもっと冷静さをかいてほしかった。」
その一言に、みんなが乗っかる。
藤「……あのさ、渉」
横「ん？」
藤「今回は、俺ちょっと北山の気持ちわかるかも。」
それから、Aに相談されてた内容を全部話した。
この客がどうやってAにしつこくしてたのか。
それと、北山との関係性も。
藤「たぶん、北山も……
こんなことしちゃうくらいAのこと好きなんだと思う。
だから……」
玉「ガヤの言いたいことわかったよ」
藤「タマ……」
玉「今日Aと会う予定あるから、ちょっと様子うかがってみるね」
藤「うん、よろしく」
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作者名：A.N.JELL
| 作成日時：2020年7月5日 8時
