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No.14 ページ14
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あ「はい、本心です……」
北山さん用の台本を両手で抱えながら答えた。
北「……ならいんだけどさ」
というか、北山さんこそチェンジしてもらいたいんじゃ？
北「あ？」
あ「え？」
北「聞こえてんだよ」
あ「うっ……」
北「俺は別にどっちでもいーよ。
スケジュール管理とその他雑務しっかりやってくれんなら誰でも。」
あ「そうですか……」
北「ほら」
不意に手を出された。
あ「？」
何だかよくわからず、自分の手を重ねる。
北「なんだよ」
あ「へ？」
北「ちゃうわ、スタジオ近いんだから台本！」
あ「あ、はい！」
どうぞ、と突き出した。
北「ったく……
あっ。」
あ「なにか……？」
北「立川、玉森の言うとおりチャラいから気をつけろよ」
すると、スタッフさんたちに挨拶しながらスタジオに入った。
あ「気をつける…？」
とは？
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作者名：A.N.JELL
| 作成日時：2020年5月5日 11時
