俺の一番好きな声3―HusiQ.K―

No.102―北山side― ページ2

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―数日後―






今日は、キスマイ揃っての収録日。






北「いって……」







まだ腱鞘炎の痛みが引かない。








だけど、湿布を貼って収録に臨みたくなかった。








北「鎮痛剤っと……」








バックの中の薬をあさった。








北「………」









"安定剤"と記された袋が視界に入る。








やっちゃいけない。









やっちゃいけないけど、もう、これしかない









……俺は、処方されてる安定剤を少し多めに飲んだ。









ガチャ









玉「ちょっと、みつ！なにしてんの！」




北「……！」








急に楽屋に来たタマに見られた。








玉「それ、そんなに飲んじゃダメってわかってるだろ！？」



北「……うるせーな！俺は！」



玉「なに！」



北「俺は……Aみたいに声でなくなるわけにはいかねーんだよ！」




玉「みつ……」




北「っ……」





玉「……みつ、やっぱり苦しいんじゃん……

なんでもっと、メンバーにそれ言わないの？」




北「……」




玉「みつらしくないよ……素直にならないなんてさ……」





北「……」





玉「……メンバー全員じゃなくても、たいぴーにくらい辛いってちゃんといいなよ。

……たいぴーすごく心配してるよ？」




北「わかってるよ、んなの……」

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