ニバンメ2―Yuta.T―

No.95―玉森side― ページ45

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ガチャ








玉「呼び出して悪かった」



宮「……ねぇタマ」



玉「ん？」



宮「……浮気じゃなきゃ、いいと思うよ」



玉「……」



宮「恋愛に変化はつきものだから……」



玉「……」



宮「じゃあ、またね！」






ガチャン







玉「………」









変化……か……









今、自分の気持ちがどこに向いてるか









いまいちわからない。









……自分のことなのに。









ただ、宮田の言ってた『たいぴーの気持ちも考えろ』ってのは、なんとなく理解出来てた。









俺は、珍しく譲らなかった。









俺とたいぴーの恋戦いは3ヶ月そこそこに続いた。









俺は、とりあえず早く告らなきゃ終わる！って必死で。









思い切って海に誘ってサーフィンを披露しようとしたんだけど









当日はあいにくの雨。









で、香菜が俺の家に来てくれて









そこで告った。









しばらくたいぴーとは口も聞かなくて。









でも、陰で応援してくれてて。









……けど、俺はわかってる。









たいぴーは今でも









香菜のことが誰よりも大好きなんだ。

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