『その傷、俺が埋められませんか？』F-3

No.148―あなたside― ページ48

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……確かに、少し焦ってた。







このまま、何もシなかったら……







先延ばしにしてたら……








太輔さんが、離れてってしまうかもって……








でもどこかで、繋がりたい。








そう思ってた。








あ「……焦ってないよ。……もう、大丈夫」



藤「本当に……？」



あ「……うん」



藤「……」








太輔さんは、黙ってエンジンをかけた。









.









―家―




ガチャ







あ「どうぞ……」



藤「お邪魔します……」







ガチャン







あ「……」









彼にずっと背を向けたまま歩いてった。









着いたのは、寝室。









あ「……あ、あの……」



藤「ん？」



あ「……」



藤「……初めて？」



あ「(ｺｸﾝｯ」


藤「……わかった。」

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