絶対、惚れない。8―HusiQ.K―

No.346―北山side― ページ6

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『今までありがとうございました』







なんて、聞きたくなかった。







これからだってあるっつった仕事は







雑誌撮影とか、バラエティー収録だけ。








ライブみたいな大イベントはなかった。








あ「zzz……」



北「A……」








今でもけっこうガッツリ抱きしめてるけど








それ以上に力が入った。









あ「z………」









Aの寝息が止まった。









北「あっ、やべやべ……」









抱きしめる力を緩めた代わりに









Aの顔に俺の顔を重ねた。









北「ほっぺツルッツルだな笑」









愛犬にするみたいに、くっつけた頬をすりすりした。








北「こんなことしてるって、メンバーにバレたらヤバイな笑」




あ「zzz………」




北「A……」









自分には似合わない言葉だと思ってる。









けど、言いたかった。









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北「……愛してる」

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