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F*
あれからちょうど2週間が経った日の朝
Aのマネージャーから
電話がかかってきた
「太輔くん、
落ち着いて聞いてね……
Aが倒れて
今、◯◯病院にいるの」
「……え?」
「まだ治療中だけど
命に別状はないから」
「…待って、どういうこと?」
寝起きの頭だったからか
すぐには理解できなかった
「朝から撮影の予定で
迎えに行ったけど
珍しく連絡も取れなくて
預かってた鍵で部屋入ったら
キッチンに倒れてたの……」
「なんで…?!」
「……お酒と一緒に大量の薬を飲んだみたい」
状況を理解するにつれ
血の気が引いていく
「……◯◯病院?
すぐ行く」
「気を付けて来てね」
そう言って切れた電話
なんで……?
倒れたって……
薬ってなんだよ
急いで準備をして
部屋を出る
鍵を上手く閉められなくて
自分の手が震えていることに気がついた
タクシーに飛び乗って
病院へ向かう
中学生の時
Aのお母さんが事故にあったと聞いて
母さんと病院へ向かった日の記憶が
急に蘇った
*
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作者名:ゆう | 作成日時:2019年1月18日 19時