横尾家 Fの彼女 (y) ページ10
インターホンを鳴らすとドアが開き、メンバーの1人である渉が出てくる
「いらっしゃい」
「どーも。お邪魔しまーす」
今日は渉の息子の4歳の誕生日ってことで、久しぶりに渉の家に遊びに来た。彼女と一緒に。
「横尾さん!こんにちは!」
「こんにちは。久しぶりだね!さ、あがって〜」
渉に招かれて家の中に進むと奥さんが息子を抱きながら迎えてくれる。
渉の子供に会うのは2年ぶりくらい?大きくなったなあ。
「いらっしゃい〜。ほら、りょうくん、2人に挨拶は?」
「……こんにちは」
恥ずかしいのか、すぐにママのほうに顔を向けてしまう。
「かわいい〜!はじめまして!りょうくん!」
子供好きの彼女はりょうくんのところに走っていく。
「おい、先に奥さんに挨拶しろよ。お久しぶりです。」
「あっ、すいません私ったら…はじめまして。今日はお招きいただきありがとうございます」
「いいのいいの!そんな硬くならないで!藤ヶ谷くん、久しぶりね。まぁいつもテレビで見てるからそんな感じしないけど」
主人がいつもお世話になっています、と続ける奥さん。渉の奥さんは気さくでとっても話しやすい方だ。モデルみたいなスレンダー美人って感じ。
「あの…これ、お子さんに…」
「まあ、ありがとう!りょうくん、お姉ちゃん達からプレゼントもらったよ?」
「……ぷれじぇんと?」
1週間ほど前から2人で選んで用意した、りょうくんへのプレゼントを渡すと、指をくわえながらじっと見つめ始めるりょうくん。
「じゃあ、りょうくん。このプレゼントあけてみよっか?……じゃあ、この子のこと見ててもらっていい?」
「え…いいんですか?」
「もちろん!この子と遊んであげて?」
「はい!!りょうくん、あっちで一緒に遊ぼうか」
りょうくんはプレゼントを抱きかかえ、彼女の手をにぎり、リビングの奥へよちよちと歩いていった。
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美紀 - キスマイ前列寄りのオール担当です最高です (2019年4月1日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
架凜 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 物語行間隔あけたほうが良いのではないでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので...。 (2018年5月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:peach | 作成日時:2017年9月4日 11時