心の傷 Kiのセフレ(R18ではありません) ページ6
"今日バイト?終わったら、ウチこない?"
23時過ぎ、飲食店のバイトが終わると宏光からメールがきていた。
今から行くわ!と、返信をして自宅に向かうのとは逆方面の電車に乗り込む。
大学2年の頃、宏光とは同じ学部でちょっとした知り合いだったが、合コンの場で偶然会ってそこから仲良くなった。
話しやすくて、顔もかっこいいからモテそうなのに、彼女はいないらしい。
「お疲れさん。どうぞ〜」
「お邪魔します」
宏光の家にあがると、ソファに招かれ腰を下ろす。
「は〜疲れた。」
「ひでぇ顔してるww」
笑いながら私の顔を指でつつく宏光に少しイラつきながらも、軽く流す。
「キスしていい?」
急に真剣な顔つきになる宏光
「はやくない?私汗臭いんだけど」
「ごめん、待ってられない」
そう言って強引に手を引いてキスをする宏光。
「ちょ、ちょ、待ってよ宏光。どうしたの?」
いつも優しい宏光が今日はなんかおかしい。
「…………元カノと、会ってきた。」
「元カノって………高3の時の?」
私と宏光はお互いに高校時代の恋愛を引きずっている。あの時からずっと、もう恋愛なんてできない。傷つくとわかってて恋なんてしない…
そうやってお互いの傷を舐め合う関係が、私たち。
宏光はコクンと小さく頷く。
今にも泣きそうな宏光を私はゆっくり抱き寄せた。
「わかった…よく頑張ったね。じゃあ…一緒にお風呂はいろ?ね?」
そう言って私は、宏光にそっとキスした。
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美紀 - キスマイ前列寄りのオール担当です最高です (2019年4月1日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
架凜 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 物語行間隔あけたほうが良いのではないでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので...。 (2018年5月8日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:peach | 作成日時:2017年9月4日 11時