育成記録

育ちました。Ki ページ7

ひろみちゅが生まれて、３週間。

まあ、なんというか、元気だ。

よく食べ、よく遊び、なによりよく寝る。

でもなぁ、ひとつ気になることあるんだよなぁ。

最小でも500mlのペットボトルサイズにはなるって書いてたのに……やや小さい。

キャップの高さ分小さいんだよなぁ。

固形物食えるようになったら成長は終わりらしいんだけど、てことは、ひろみちゅ…………。

がっくりうなだれてると、朝飯のオムレツを食ってたひろみちゅが口のまわりに卵をいっぱいつけたまま近寄ってきた。

み「ひろ〜？どうした？どっかイタイのか？」

北「あ、ううん、大丈夫。どこも痛くないよ、ありがとな、みちゅ」

口のまわりを拭ってやり、そのまま指を舐める。

み「ん〜？……あ、わかった！ひろもお腹すいてるんだオレのパンあげるから元気だせ！」

自分のお皿からパンを引きずりながら持ってきてる(笑)

北「ありがとな〜、みちゅ」

大きいものにかぶりつくのが大好きだから、食事は俺用に作ってそれをそのまま ひろみちゅに出してる。

熱いものは気をつけるように言っとくと、食べたいときに冷ましてっておねだりしてくるから、それがまた可愛い。

こんなに可愛いから、早くメンバーに見せたいんだけど、気になることがひとつ。

名前を覚えちまった後に、ニカを叩き起こして気のすむまで絞め技を決めてやった。

そしたら息も絶え絶えになりながら、俺とひろみちゅを見比べて似てるって言い出したんだ。

並んだところを撮らせて見比べてみたら、確かに似てた。

けっこう髪が明るい、ヤンチャだった頃の俺に。

そんな似てるペットにそっくりな名前つけてるなんて、ナルシストとか思われそう…。

北「ふぐっ」

あれこれ考えてたら、唇に押しつけられたパン。

ひろみちゅが身体ぷるぷるさせながら、必死に持ち上げてた。

み「ひろ…元気ないの…ダメ…ﾊｧ…ﾊｩ……はやく食べて…元気だせ」


あー、ダメ。はいこれダメ。

可愛いすぎてダメ。

よし、今日連れて行く。

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