愛の形

愛の形・9 ページ9

鏡の前の自分・・・

確かに数ヶ月前はこんな格好して会社に行ってたけど・・・

でも、出来上がりが違いすぎる




「色が白くてらっしゃいますからピンクのネクタイがお栄えにらなれます。」




金髪に近かった髪の色は落ち着いた栗色に長さも短く切りそろえられたけど前髪を長めに残された

鏡の中の自分は昨日まで体を売っていた男娼には見えない

なんとなく心が浮き足立ってるのがわかる

そこへ





「ほお、馬子にも衣装だな。」

「馬子じゃねぇし！」

「外側だけじゃなく中身も教育し直しか？」




凄んで睨まれれば蛇に睨まれた蛙だ





「まあ、威勢のいいじゃじゃ馬もいいだろう。行くぞ。」




何袋も両手に下げ鬼頭さんの後ろを着いていく

車には千賀くんと二階堂くんが待っていた





「わぁ、宏光くんってやっぱり美人さんなんだね。」

「美人って、女子じゃないし・・・」

「女の子も顔負けだよ。」





千賀くんは嬉しそうに俺を誉めて？くれた

二階堂くんはジッと俺をみたまま

？





「行くぞ。」






の鬼頭さんの声に二階堂くんは我に返ったように車に乗り込んだ





「どこに行くんですか？」

「会社だ。社長が待ってる。」





俺はどんな奴が社長なのか考えていた

俺を引き取るぐらいだから中年の親父かな？

でも組長の息子だから若いのかな？

どっちにしろ俺の借金を肩代わりしたヤクザには変わりないんだから何をされるかわかるもんか

俺は色んな気持ちを思い巡らせながら窓の外を眺めていた









管理人です(^^)

なかなか進まない更新本当に申し訳なく思っております。

この時期は管理人的には体調が優れない季節で更新もままなりません

いわゆる花粉症に伴う薬による副作用なのですが・・・

亀さんが更に亀さんになってしまいますが今後ともよろしくお願い致しますm(_ _)m

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