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目を閉じると、二階堂さんの顔ばかり浮かんでしまう。



それに、何だか最近二階堂さん優しくない?

私が、自分に都合よく考えすぎなのかな?





でも、この気持ちを伝える勇気はない。

仕事での距離が近すぎて、やっぱり気まずくなったりしたくないから。




そんなことをあれこれ考えてるうちに、お昼に飲んだ風邪薬が効いてきたのかいつの間にか眠りに落ちてた。







ドアが開いて、二階堂さんが戻ってきた気配を感じて目が覚めた。


「すみません。寝ちゃってました。」


「あ、こっちこそゴメン。起こしちゃって。

そのまま横になってて。うちまで送るから。今日は早退しろよ。会社には俺から言っとくから。」




「……大丈夫です。」


さすがにそのまま寝てられなくて、シートを起こしながらそう答える。


「大丈夫じゃないんだろ。それじゃ、使い物になんねーし。」


「…………すみません。」




言い方はぶっきらぼうだけど、それが二階堂さんの優しさかなー、とかついつい自分に都合よく解釈しちゃう。




「医者いける?連れてってやりてーけど、この後次のアポあるし…わりーな。」


「こちらこそ、迷惑かけてすみません………。」





マンションの前で、車から降ろしてもらう。






部屋につくと、一気に気が抜けて、それと同時に熱が上がってく感じがして。


医者に行くより、とにかく休みたくて。

部屋着に着替えて、何とか化粧だけは落としてベットに潜り込んだ。






熱を測ってみると38.4度。
ううっ、、、やっぱり。









それから、



………どのくらい寝たのかわからない。



熱のせいか時々目が覚めたけど、またそのまま目を閉じるとまた眠りに落ちる。
そんな繰り返しで…。




…………スマホが鳴る音で、また目が覚めた。



開けたままになってるカーテンの外はいつの間にか真っ暗。


薄暗い中、時計を見るともう夜の8:00を回ってる。




そして、
電話は二階堂さんから!




「……もしもし。」



「あの、俺。二階堂だけど。

………ごめん、寝てた?」


「あ、いえ。大丈夫です。」


「具合、どう?」


「はい………寝て起きたら…少し楽になった気がします。」


「そっか、よかった。

あのさ………今マンションの下にいるんだけど。渡したいものあって。



………これ渡したらすぐ帰るから…………行っても大丈夫?」

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めろん(プロフ) - はるかぜさん» はるかぜさん、コメントありがとうございます。一気読みして頂いたなんて嬉しいです♪そして、私の描くニカちゃんを受け入れて頂けてること、優しいお言葉に感激です(>_<)これからもよろしくお願いします! (2017年11月20日 9時) (レス) id: e52504ed60 (このIDを非表示/違反報告)
はるかぜ(プロフ) - はじめまして(^-^)昨日今日と一気に読んじゃいました!不器用で優しくて、人見知りで、けど人懐っこくもあって、、私のイメージするニカちゃんそのものです!次の更新を楽しみにしてます♪ (2017年11月19日 11時) (レス) id: db2dfaf527 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - ATさん» ATさん、初めまして!コメントありがとうございます。甘々ニカちゃんにキュンキュンしてもらえるよう頑張ります♪ (2017年10月18日 11時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
AT(プロフ) - はじめまして!キュンキュンしながら読んでいます^^*甘いニカちゃんと主人公ちゃんが素敵なクリスマスを過ごせるといいな♪続きも楽しみにしています!! (2017年10月17日 17時) (レス) id: 47ef217b76 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - れいさん» れいさん、初めまして。コメありがとうございます。そうなんですよ、ニカちゃんってどちらかと言うとやんちゃで可愛い後輩って感じですよね(笑)でも聡君には激甘でwめっちゃ優しい先輩。そんな姿を書きたかったのでお粥のエピ入れてみました。気付いて頂けて嬉しいで (2017年10月14日 0時) (レス) id: e52504ed60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めろん | 作成日時:2017年10月13日 16時

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