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「………ニカがいると現場が明るくなるし、私もなんか安心するんだよね」
「え、そうなの///？」
毎日緊張続きの現場で、同期のニカと顔を合わせるとホッとするのは本当。
「それに………案外繊細で優しいのに、シャイでそれを隠そうとするし、、、」
この前、車道に投げ出されそうになってニカに助けてもらった夜のことを思い出す。
成り行きとはいえ、一瞬ニカに抱きしめられた時……何だかすごく安心できた。
そのまま送ってくれた時も、トイレに行くフリして、足を痛めた私に湿布や飲み物なんかを買ってきてくれたっけ。
ふとニカの顔を見ると、ものすごく照れて困ったような表情で私から目を逸らす。
気付けばいつの間にか無口になって、耳まで真っ赤なニカ。
え///
やだ………私も酔ってるのか、なんだか気分良くニカのこと褒め過ぎた？
何、この空気///
ニカが赤くなってるのは、酔ってるからだよね。
………急に言葉が出ない。
ニカだって普段はもっとおしゃべりなのに、全然何も言ってくれないし。
………沈黙が気まずい。
その沈黙を破ったのは、運転手さん。
「すいません、この先少し工事渋滞してて。迂回路ないんですよ」
えーー。
確かに、気付けばさっきからノロノロとしか進んでない。
やだもう、余計に気まずい。
千賀く〜〜〜ん、、、心の中で叫んでみる。
「ねむ、、、、」
ニカが低い声でそう言って、目を閉じる。
ホントに眠いのかどうかわかんないけど、とりあえずこの際寝てくれた方がいいか……///。
千賀君作戦、結局失敗だし。。。
「近くなったら起こすから、ちゃんと起きてね」
「………うん」
掠れ気味の返事。
そのうち「ス―」って寝息が聞こえてくる。
あーあ…ホントに寝ちゃった、、、
そして、、、
窓の外のなかなか動かない景色と、カーラジオから低く流れる音楽と、低周波の安定したエンジン音に、、、私にも睡魔が襲って来る。
私まで寝ちゃダメなのに。
そう思いながら、重くなる瞼に逆らえない。
…………意識が遠くなる直前、ニカの大きな手に私の手が包まれた気がした。
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な(プロフ) - めろんさん» お忙しい中返信ありがとうございます。いつか続きを書いてくださると言う事で気長に更新される日を楽しみにしてます(´•᎑•`)♡ (2022年4月22日 18時) (
レス) @page43 id: e0b3298bfa (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - なさん» こんにちは！コメントありがとうございます。いろいろ忙しかったりして最近はなかなかこちらに来れず、コメントに気付くのが遅れてスミマセン。また落ち着いたら続きを書きたいと思っています。よろしくお願いしますm(__)m (2022年4月22日 11時) (レス) id: b3e118b8f0 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 久しぶりに読ませていただき、やっぱり好きだなぁと思いました。もう続きは書かれないですか？気になっているのでもし良かったら書いてほしいです(;_;) (2022年3月13日 1時) (レス) id: e0b3298bfa (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - あらしごとさん» コメントありがとうございます。始まった時から読んでいただいてるとのこと！嬉しいです。このところ、なかなか更新出来てなくて申し訳ないです( > < )なるはやで再開できる様頑張ります☆ (2021年6月5日 23時) (レス) id: 230cd38611 (このIDを非表示/違反報告)
あらしごと(プロフ) - こんにちは！この物語が始まった時から楽しく読ませて頂いていました！最近また読み返していたのですが、続きがとても気になります！ガヤさんの妹だと北山さんはいつ気づくのかなど自分で続きを想像しています笑ゆっくりでいいので更新楽しみにしています！ (2021年6月5日 7時) (レス) id: 82951e9e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろん
| 作成日時：2020年10月14日 13時
