INNOCENT DAYS ３

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「え………？」


「…………だから、あれ、、、俺の気持ち。Aちゃんの事想って言ったセリフだから。」


「……///……そうなの？」


「うん。」


「………ありがと///。」



びっくりしたけど、すごく嬉しい。



今夜の高嗣は、やっぱり少し酔ってるからなのか、いつもは聞かせてくれない様なこんな事…教えてくれた。



「なんかね、あの高嗣………すごくカッコいいから、何回も繰り返して見てる(笑)」


だから私も、普段なら恥ずかしくて言えない様な事………口にしてみる。



「………///。」



褒めたら急に、口数少なくなるし…(笑)


はにかんだ様に照れ笑いしてる表情が、目に浮かぶ。




「ピアノ、、、練習大変？」


あ、話題変えた(笑)



「……そうだね。まだまだ実力不足で、、、練習しかないから。」


「そっか、、、俺さ………何にもしてあげられる事ないけど、いつもガンバレって心ん中で思ってるから。」


「うん///ありがと。」



じわーって、あったかい気持ちが広がる。


高嗣の言葉はいつだって、魔法みたいに私の胸の中に小さな灯をともしてくれる。


………明日からの練習も、頑張れそう。





「ホントは俺ね、最近いろいろ大変で………ちょっとへこんでた。」


「えっ？」



ふと高嗣が、珍しくそんな弱気な事を言う。


やっぱり少し酔ってるせいなのかな？



「……でも、Aちゃんの声聞いたら元気出たわ！」


「………。」



このところ、レコーディングや次のツアーの準備で忙しい事は聞いてた。


仕事で何かあったのかな？



「ゴメン、気にしないで。大した事じゃないから。Aちゃんが頑張ってんだから、俺も頑張れる。」


「うん、、、私の方こそ何にもしてあげられなくってゴメンね。」


「だからホント大したことじゃねーし。俺の方こそ変なこと言ってゴメン。」





ポロっと零れた、、、たぶん本音。



それ以上は聞いて欲しくなさそうだったから、あえて何も聞かなかった。




「ね、、、このまま聞いててくれる？………………私の好きな曲だけど。」



そう話しながら、ピアノのそばまで行く。



「え？………うん、わかった。」



スマホをピアノのそばに置いた。




椅子に座り、呼吸を整える。




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