True Colors ３

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それから、一緒に近くのカジュアルダイニングのお店で軽く飲みながら食事した。



ホントは、私と同じようにまた逢いたいって思ってくれてたみたいで。



コンビニで再会した時に誘いたかったけど、なかなか言い出せなくて、、、また逢えるだろ、って思ってたけど全然逢えなくて、今日見かけたから思い切って声を掛けた………って教えてくれた。




それから連絡先を教え合って、また逢おうって約束して。





次にここで食事した時に「俺と付き合ってください！」って言われたんだ。






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あの日から、2年。



“二階堂さん”は、“高嗣”になった。





仕事帰りにここで待ち合せて食事するのが、私たちの定番。



休みの日には出掛けたり、楽しい日々だったけど………このところお互い忙しくて、なかなか逢えなくなってた。




最初の頃より、減った気がするメールの数。



電話しても忙しそうだったり、疲れてたり。



すれ違い？


マンネリ？


そろそろ………潮時？




こんなにまだ、、、好きなのに。








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久しぶりの約束なのに残業になっちゃって。



とにかく急いでいつもの店に向かった。



“先に入ってて”って連絡したのに、律義にお店の前で待ってくれてる高嗣。




近くまで来たのに、高嗣は何だか遠くを見てボーっとしていて………私に気付かない。


そんな姿でさえ、何だか絵になってる。





この胸のドキドキは、ここまでずっと走ってきたから？



それとも、、、。





「ゴメン、遅くなっちゃって。」


「あ、うん…大丈夫。仕事お疲れ。」



あれ、なんかいつもよりテンション低め？



お店に入って、メニューを見る。



「………あのさ、ちょっと大事な話したいから今日お酒やめとくわ？」


「あ………うん。」




やっぱりなんか………今日は変。


遅れて怒らせちゃったかな？






大事な話って、、、、、まさか別れ話？






さっきとは違う、変なドキドキが襲ってくる。







「………どした？」



一瞬固まってしまった私に、気付いた高嗣。




「あ…ごめん、なんでもない。」





ホントは、、、、





今日が付き合って2年目の記念日………なんて


言えなくなっちゃった。










食事中も、何となく上の空の高嗣。







去年の1周年の記念日も忘れてたし、、、


今日のことなんて覚えているはずもないよね。




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