INNOCENT DAYS ２

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次に目が覚めた時は、もうすっかりカーテンの外が明るくなっていて、その隙間から白い光が漏れ差し込んでる。




すぐ目の前に、可愛いアヒル口と目元のホクロ。



昨夜を思い出して、ひとりまたドキドキする。






二階堂君を起こさないように、ゆっくり反対を向いて時間を確認する。






………まだ、大丈夫。



二階堂君のぬくもりを感じられるこの距離が幸せすぎて、本当はもう少しこうしていたい。









だけど、そーっとベットから抜け出す。







もうちょっと可愛げのあるシャツとスカートに着替えて…「今さら」って言われそうだけど一応軽くメークする(笑)







普段朝食は食べないって言ってたけど、、、一応何か用意した方がいいかなって冷蔵庫をのぞいたけど、やっぱり気の利いたものなんてない。



ご飯も炊いてないし、仕方なく冷凍してたのを温める。



電子レンジのピーっていう電子音がいつもよりやけに大きく聞こえて、二階堂君が起きちゃうんじゃないかってヒヤッとした。



解凍したご飯はそのままだと美味しくないから、簡単におにぎりにする。



あと、大したものは作れないから玉子焼きとお味噌汁程度でもいいかな？。



あ、冷凍しておいた作り置きのきんぴらをあっためて、、、この位で勘弁してもらおう(笑)



1人暮らしもそこそこ長いから、1人でササっと食べられる食事は作れても、大切な人への料理は自信がない。



これからは、ちゃんと勉強しよwなんて考えてたら、







「…………Aちゃん？」



二階堂君の声がした。目が覚めたみたい。



「おはよう………。」




寝室をのぞくと、ちょっぴり寝ぐせのついた髪と寝ぼけ眼でこっちを見てる二階堂君が子供みたいで………たまらなく可愛い///。



「Aちゃん？………もう、何で先起きちゃうの？」



そう言いながらゆっくりと起き上がってアヒル口をとがらせてる表情は、昨日の夜のオトナな二階堂君とは正反対で…何だかドキドキとほっこりが行ったり来たりする。




「Aちゃん、、、こっち来て。」



寝起きのかすれた声で私に手を伸ばしてそう言うからベットサイドに近付くと、腕を引かれてそのままベットの上で二階堂君に後ろから抱きしめられる。



二階堂君の強い腕の力。


匂い、、、ぬくもり。







どうしよう。


この温かさを知ってしまったら、もう離れられないよ。





「ン………おはよ。」



耳元にボソッと二階堂君の低い声が響く。





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