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夕飯の片付けを終えて、二階堂君のいるソファーへ。
ここは、二階堂君のお家。
あれから時々こんな風に、二階堂君の部屋に遊びに来てはご飯を作って一緒に食べたりするようになった。
………幸せな時間。
お酒を飲んだ日は、二階堂君が車の運転が出来なくて送れないからって、泊ってく事もある。
でも、
実はあの日から………進んでいない2人の関係。
朝まで一緒の日は、同じベットで眠ってる。
だけど、、、
ホントはオクテな私を、二階堂君は
「ちょっとずつ……ゆっくり行こ?」って言ったくれた言葉の通り、ゆったりと包み込んで大事にしてくれてる。
そして、
もしかしたら、心の奥の方で消えない………私の小さな不安にも、気付いてる。
ソファーでさっきまでケラケラ笑いながらバラエティー番組の録画を見ていた二階堂君は、いつの間にか寝ちゃってる。
フフ………子供みたいな、ホントに可愛くてきれいな寝顔。
ずっと見ていたくなる。
テレビの電源を落として、そばにあったブランケットを二階堂君に掛けた。
「んん、、、」
二階堂君が眠そうにゆっくり目を開ける。
「………ゴメン、寝ちゃった?俺」
「大丈夫だよ。こっちこそゴメンね、起こしちゃった。」
たぶん、毎日忙しくって疲れてるんだと思う。
もうすぐ今年のツアーが始まるらしく、リハも大詰めみたいで。
眠そうな二階堂君はゆっくり起き上がると、
「ん………Aちゃん、ここ。」
両手を広げて私を呼ぶ。
まだまだこういうことには慣れなくて、すごく恥ずかしいけど………その広げた腕の中にそっと座る。
その途端後ろからフワって抱きしめられて、チョコンって私の肩にあごをのせてくる。
「片付け、終わった?」
「うん。」
「ありがと。」
耳元でこんな風にまだ眠たそうな声でぼそぼそ話されると、何気ない会話ですらドキドキしてしまう私。
「ンフフ…Aちゃん、いい匂いする。」
そう言って、クンクンするみたいに私の首元にもっと顔を寄せてくるから、ますます心臓は跳ね上がる。
「ちょ……ダメ、くすぐったい///。」
「フフ……Aちゃん、また耳真っ赤になってるよ。」
「………///。」
私の耳に……首すじに……チュッて口付けてくる二階堂君。
ただ固まってる私に、意地悪に笑って
「Aちゃん、かわい。」
………って。
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めろん(プロフ) - ユーミンさん» ユーミンさん、いつもマイペース更新にお付き合いいただきありがとうございます!そうなんです、この2人には穏やかにゆっくり恋してて欲しいなって(笑)これからものんびりお付き合いくださいね♪ (2018年11月22日 10時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
ユーミン(プロフ) - お友達にバレたかな?どうかマスコミとかに漏れませんように。この2人は穏やかに愛を育んで欲しい。これからどうなるのかドキドキです。てこ、ニカちゃんカッコ可愛い。 (2018年11月21日 21時) (レス) id: 59b8f94fa2 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - ユーミンさん» 蒸し暑いとは!そうなんですね〜、日本は広い(笑)ニカちゃんと主人公ちゃん、これからもよろしくお願いします。 (2018年9月21日 17時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
ユーミン(プロフ) - 九州は蒸し暑いです。ニカちゃん達の、これからの発展が楽しみ〜。シャイな2人だけど、幸せになってほしいです。 (2018年9月21日 13時) (レス) id: 59b8f94fa2 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - ユーミンさん» ユーミンさん、あったかいコメントありがとうございます。これからもマイペースに頑張りますね♪そして、一緒にキスマイを応援しましょう!(^^)! (2018年9月11日 9時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろん | 作成日時:2018年6月20日 17時