INNOCENT DAYS ２

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「明日の朝送ってくし、泊ってけるでしょ？」



そんな言葉のまま、シャワーも借りて二階堂君のTシャツとジャージも借りて。



コンビニでこっそり買ったお泊り用のスキンケアセットの出番もあって///。



袖を通すと二階堂君の香りに包まれてるみたいで…。



ぶかぶかのシルエットが何だか気恥ずかしい。




想像以上に几帳面なのか、部屋もお風呂も洗面所も…二階堂君の家はどこも整理整頓が行き届いていて何だかやっぱりいろんな意味で緊張するし(笑)





ドライヤーで髪を乾かし終わるころ、シャワーから出てきた二階堂君の鼻歌に振り返ると、バスタオルで髪を拭きながら、上半身何にも着てない二階堂君が立ってる！



「ちょっ……///、早く………何か着て！」



恥ずかしさですぐに目をそらしたけど、脳裏に焼き付いてしまった…痩せてるけど、程よくついた筋肉のついた身体。



羨ましいくらい、白くてきれいな肌。



でも、骨ばって広い肩幅はやっぱり男の人で。



「ハイハイ、だってアッチーんだもん。


………って、フフ。Aちゃん、顔真っ赤！」



そう言って、ニヤニヤしながらこっちを見る二階堂君。



「もう………うるさい///！」





ドキドキしすぎて、今日一日でどのくらい寿命が縮んだかな？(笑)



もうかなり夜も更けていい時間なのに、こんなじゃ全然眠れそうにない。









結局それから、、、



「もうちょっとだけ飲んじゃう？」



っていう二階堂君の言葉で、また一緒にソファーに舞い戻る。



私の家のとは違う、かなり大きくてフカフカなこのソファーはすごく心地良い。



いつも二階堂君はこの部屋で、どんな風に過ごしてるんだろう。



今日一日で、今まで以上に二階堂君のいろんな姿を知って。



だけど、もっと彼の事を知りたい、彼の心の中をもっと理解したい…って思うようになってる。







それからは私はもうほとんど飲めなかったけど、時間を忘れて2人でいろんな話をした。



初めて逢った日から、今日までの時間を埋めていくように。









運命なんて信じてる訳じゃないけど。



もう戻ることの出来ないところへ一歩踏み込んでしまったことを自覚しながらも、先の見えない未来に…不安よりも、言葉にできないような期待値の高まりを感じてしまってる私がいる。






二階堂君の笑顔には………そんなパワーがあるから。






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