テニスの王子様〜逆からの恋心〜　忍足侑士

第四話　証 ページ5

ナ：「お前っ…！」

驚いた声

貴：「侑歌に手、出すなよ」

睨みながら言ったA

それがすっごい凛々しかったんや

ナ：「…ﾌﾝｯ…

お前今まで居なかったんだろ？

その間に俺らがとっても問題はねぇはずだぞ」

そんな言葉抜かす馬鹿ども

ちょっと切れそうになったわ

貴：「いいわけねぇだろ馬鹿が」

即答

ナ：「ん〜？

何だ？こいつはお前のもんなのか？

そうだとしたら、証拠見せてみろよ」

などと抜かす相手

少し戸惑い、何もいえなくなったA

俺も流石に焦ったわ

ナ：「ねぇようだな？

それじゃ、この子は俺等がもらうぜ」

腕を引っ張って連れて行こうとしてきた

俺もう帰りたいねん！はなせや！

そんなことを考えながら困ってたら

貴：「侑歌！」

少し大きめの声で呼ばれて

振り向く前に、左腕を引かれたんや

反動でそのまま後ろに向いて

口に当たった、暖かい感覚に気が付いたんは

…数秒後

貴：「…

これでわかったか？」

睨んだ目の先には

俺を連れて行こうとした男

ナ：「っ…！」

諦めたんか、逃げていく

…男の逃げる姿みんの、これで二回目や

貴：「…悪い」

少し離れて謝るA

…ん？

………！

俺ファーストキス男と！？

何やその展開！

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