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DH｢あのさ、A。｣
｢はい？｣
会社を一緒に出てから、向かったのは最近見つけた隠れ家系レストラン。
とってもお洒落で、落ち着いている。
そこに入って、個室に入ってからしばらく。
そんな時に彼は口を開いた。
DH｢今日って、ば、バレンタインだよね。｣
｢はい。そうですよ。｣
DH｢Aはさ、チョコ好き？｣
｢はい。好きです。｣
DH｢へ、へぇ……そうだよねっ！｣
なんか、ドンへさん……様子おかしい。
焦ってるような、落ち込んでるような。
なんでそんな様子なのか分からない私に教えてくれたのは、彼自身だった。
DH｢Aはさ、……えっとそのさ、……バレンタインとか、気にしない派…？｣
｢……え？｣
DH｢や、今の忘れて！なんでもない！｣
そんなことを言われても、聞こえてしまったし。
バレンタイン、は気にしてるよ。
だってバッグの中にチョコ…………待って！！渡してなかった！
渡さないという選択肢は消えていたけど、渡すこと自体を忘れていた私。
慌ててバッグから取り出したそれを、彼は少し嬉しそうに見つめていた。
……そんな顔されちゃったら、渡せないかも…。
目の前にいる彼に渡すのなんて、簡単なことだけど、あのきらびやかな義理チョコたちには見劣りするそれ。
決して、決して…！喜んでもらえるようなもんじゃない。
渡すのを戸惑っていると、彼から優しい言葉。
DH｢実は、リョウギに聞いた。あのチョコのこと気にしてて、自分のチョコ渡せないんじゃないかって。｣
｢え、リョウクさんに？｣
DH｢うん。でもさ、A。｣
｢は、はい…。｣
私の前では辛辣な言葉を吐き出していたリョウクさんが、そんな話をしていたなんて。
びっくりと、気まずさから目を逸らした。
でも、ゆっくりとかけられた彼の言葉に思わず目を合わせてしまった。
だってさ、
DH｢俺は、Aの以外いらないんだもん。気にする必要なんてないよ。だって、比べる物がないでしょ？｣
俺が欲しいのは、もともとAのだけだからさ。
そうニッコリ笑った彼の優しさが心に染みた。
……素敵、だな。
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なり子(プロフ) - ミサさん» はじめまして！！もしや、Twitterでリプくださった方でしょうか･･･？！(違ったらごめんなさい)どうしてもネタを入れないと話を書けないタイプなので、笑っていただければ本望です(TT)← ありがとうございます！！！更新頑張りますね！ (2016年9月1日 1時) (
レス) id: 1cb9e658ab (このIDを非表示/違反報告)
ミサ(プロフ) - はじめまして！本編も短編も楽しく拝見してます♪なり子さんのお話の中のドンヘさん大好きです！ついでに、ゴリラゲイ雨ツボです(笑)明け方に読んでいて笑いが止まらなくなりました。これからも続き楽しみにしてますね！ (2016年9月1日 0時) (レス) id: afb44e2de8 (このIDを非表示/違反報告)
なり子(プロフ) - sachikoさん» お待たせいたしました！！(土下座)温かいお言葉、ありがとうございます！！！(TT)確実に9月突入しそうですが(←)頑張ります！！ (2016年8月31日 9時) (レス) id: 1cb9e658ab (このIDを非表示/違反報告)
sachiko(プロフ) - なりちゃん更新ありがとう！待ってたよ！！！(笑)でもいいよ、好きだから最後まで待ってるよ(≧∇≦)b (2016年8月30日 20時) (レス) id: e1fdcf8bf8 (このIDを非表示/違反報告)
なり子(プロフ) - づうさん» はじめまして♪本編も短編も読んでくださってるんですね！！嬉しいです(><)ありがとうございます！短編は本編でいちゃこらがまだ出てこないので、とりあえずバカップルのラブラブをお届け出来ればと思っていたので、よかったです笑これからもよろしくお願い致します！ (2015年12月31日 11時) (レス) id: f3e95b68a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なり子
| 作成日時：2015年1月1日 12時
