あの日の未来へ...

story23　宏光side ページ23

Aといい感じになったところで

俺の携帯が鳴りだした。


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ったく、こんな時に誰だよ！


画面を見ると"藤ヶ谷太輔"の文字。


若干イライラしながら電話に出る。


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北「もしもし？」


藤「北山！Aちゃん見つかんねぇんだけどっ！どうしよ、遠くにいっちゃってたらっ！」


北「Aなら見つかったよ？今、一緒にいる」


藤「はぁ？なら早く報告しろよ！他の奴らまだ探してっぞ！」


北「ごめん。忘れてたわ。」


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うん。マジで忘れてた。


てか、それどころじゃねぇし(笑)


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藤「まぁ、その様子だと上手くいったみたいだな。」


北「まぁな。」


藤「んじゃ、他の奴らには俺から伝えとくから。遅くなんないように帰って来いよ！」


北「はぁい。」


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藤ヶ谷との電話が終わり、


Aのほうを見ると


Aは小刻みに震えていた。


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もう、夜遅いし寒いよな...


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北「そろそろ帰ろっか？」


そう言い、自分のジャケットをかける。


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Aはコクリと頷き、


あ「手...繋いでいい？」


遠慮がちに聞いてくる。


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ヤベぇ...超可愛いんだけど！


まぁ、ここは冷静に...


北「ダメな訳ねぇじゃん」


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なんて言って、Aの手を取り握りしめる。


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Aは顔を真っ赤に染める。


多分、俺の顔も真っ赤だったと思う(笑)


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こうして２人仲良く手を繋ぎ、寮に帰った。


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