KM-Ft2と暮らせる de Show (ページ12)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:286,870 hit

12☆マネージャーなのにページ12

A「わ、わたしが気にします！」

頭に乗った手から逃げると、すぐに階段めがけて走る。

…信じられない

ありえないーーー！！！

プラマネがタレントの前で、パジャマ姿でうろうろしてしまうなんて！

仕事に生きるって決めたのに！

わたしのバカ！！

.

.

.

急いで着替えてもう一度下に降りる。

朝食の用意しなければ！

駆け足で下に降りると、すぐにキッチンに入る。

…たいぴーの姿は見えない。

彼が何を食べたいとか、何が好きだとかはまだわからない。

でも、ここで過ごす彼らのためなら、何食でも用意するぞー！

気合いを入れてさっそく準備しはじめる。

.

…よし！
出来た。

お皿やパンをダイニングに運ぶ。

カチャ…

扉が開く音に振り向くと…

目の前に上半身裸のたいぴー。

A「…きゃ…キャーーー！！！」

藤ヶ谷「え？」

A「服、服着てくださいっ」

両手に持ったお皿を慌ててテーブルに置く。

藤ヶ谷「何で？(妖笑)暑いんだよ」

絶対、わざとだ(泣)

藤ヶ谷「おいしそう」

わざとわたし越しにパンを取る。

引き締まった裸がすぐ目の前にある。

藤ヶ谷「ね、Aちゃんっていくつ？男に面識ないわけじゃないでしょ？(笑)」

裸のままわたしの顔を覗きこむ。

…絶対絶対わざとだっ！

あまりのことに何も言えずにたいぴーの顔を見ることが出来ない。

可笑しそうに笑いながら、テーブルと自分の間にわたしを挟んで動こうとしない。

…どうしよう

頭がからっぽになっていく。

.

「こらこら」

やんわりとした声と一緒に、たいぴーの体がわたしから離れる。

同時にたいぴーが、あの目がなくなる笑顔をこぼす。

.