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「リヴァイ、もうそろそろ出発すr…
どうした、頭を抱え込んで…具合でも悪いのか？」
もう一度入り込む微かな光、
その入り口から聞こえてくる聞き覚えた声
リヴァイ 「エルヴィンか…」
曲げきった口を元に戻し、感情を飲み込みいつもの様に振る舞う
顔を上げれば少し心配そうなエルヴィンがこっち見ていた
リヴァイ 「いや、何でもない
気にするな。」
椅子から腰を上げ外へと足を踏み出す
周りを見渡せば準備はほとんど整っているみてぇだ
・・・
リヴァイ 「作戦によると北へ進むんだったな。」
俺の愛馬が休んでいる方へと移動している間エルヴィンと軽い会話をし始めた
エルヴィン 「ああ、目的地に辿り着くのに約半日は掛かるだろう…」
半日…
壁外調査が三日前始まり、失った兵士の数は十人を超えている
この調子じゃ壁内に戻るのはまだ先の事になるな
…あいつは今頃、どうしているだろうか？
Aのことだ、余計な事を考えてベソをかいているに違いねぇ
リヴァイ 「……はぁ…」
重いため息が落ちる
エルヴィン 「…Aのことを考えているのか、リヴァイ？」
リヴァイ 「……っ」
あまりにも急に言われた質問に言葉が引っかかる
表情に出たのかエルヴィンは今の反応を待っていたかのように笑ってやがる
リヴァイ 「なぜ…」
エルヴィン 「簡単な事だ、顔に出ていた。
君は彼女の事になると表情が少し変わる。
和らげるというか…なにかとやさしくなるんだよ」
リヴァイ 「……チッ…」
こんなにもあっさり言われるとこっちも答える言葉が浮かばない
クソ…っ腹が立つ…
見透かされているようで気に食わねぇ
エルヴィン 「…早く壁内に戻りたいと思うか？リヴァイ…」
戻る、か…
……そうだな
リヴァイ 「……あぁ」
出来るだけ早く戻りたいと
本心ではそう思っている
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聖羅 - 兵長やばいですううう！！！かっこよすぎ (2018年11月21日 21時) (
レス) id: 5cdbe7976e (このIDを非表示/違反報告)
とちおとめ - 雪さん最高です！これからもよろしくデス！ (2017年10月2日 16時) (レス) id: c5800018c2 (このIDを非表示/違反報告)
雪原みっきい - 私もこんな小説書きたいなー (2017年9月29日 17時) (レス) id: d4fba79645 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - 心臓がバックバクでヤバイです (2017年8月4日 1時) (レス) id: b9e25fbee4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 私ふと思ったんですがこんな『変態』のようなもの見ていいんでしょうか？親に言えないようなものを見ている訳だし…親もこれを知ったら悲しむと思うんですけど。本当にこんなもの見ていいんでしょうか？ (この作品だけに限りません。) (2017年3月22日 14時) (レス) id: 42e3d44975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2013年12月23日 1時
