恋しいキス ページ27
リヴァイside
リヴァイ 「なんかちげぇ…」
コーヒーなんざ皆同じと思っていた、だがこの苦さは…変だ、何かが違う
ぺトラ 「あ、あの…兵長？
味が気に入らないのならもう一度いれ直して来ましょうか？」
ボソッと独り言のように小さく言ったはずだがぺトラの耳には聞き取られていたのか…
リヴァイ 「いや、その必要は無い。
もうすぐ準備が整ったら出発する予定だ…お前も疲れているだろう、
今のうちに休んでおけ」
ぺトラ 「は、はいっ…！」
ぺトラがテントの外へ出た瞬間に入り込んだ日差しが眩しすぎて目を細めた
また独り、ため息を落としコーヒーを口に運ぶ
リヴァイ 「…っ」
ゆっくりと舌にしがみつく独特な味、鼻に広がる強い香り
似たようで何かが違う
何かが…足りねぇ…
顔を顰めながら半分飲み乾したその時
ふっ、と一つの記憶が俺の目の前を走った
“『はい、リヴァイ兵長。頼まれたコーヒーです』
リヴァイ 「あぁ、Aか…
そこらへんに置いておけ。」
『兵長、これで今日何杯目ですか？
もう…っコーヒーの飲みすぎは駄目ってあれほど言ったのに…』
リヴァイ 「うるせぇ…
ガミガミ言い出すんなら早く仕事に戻れ。」
『嫌です、せっかく二人っきりになれたんですもの
かまってくれるまで帰りません((つーん』
リヴァイ 「じゃあ死ぬまで待ってろ。」
『待ちますよ、ずーーーっとです。』”
無邪気な笑顔が瞼の裏に焼きついて離れない、
あの優しすぎる声も耳元で囁かれてるみてぇだ
目を開ければいないと分かってんのにな
リヴァイ 「……は…っ
いつの間にあいつのいれたコーヒーに舌が慣れたんだ…？」
あまりのばかばかしさに笑えてくる
今まで自分自身が実感していなかった
あいつ…
…Aが
どんな時でも俺の側に居て、
それがいつの間にか当たり前の事だと思い込んでいたなんて…
昔、一匹狼と呼ばれた俺には想像出来ない事だ
いつからだ？こんなにもAに惹きつかれたのは…
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聖羅 - 兵長やばいですううう！！！かっこよすぎ (2018年11月21日 21時) (
レス) id: 5cdbe7976e (このIDを非表示/違反報告)
とちおとめ - 雪さん最高です！これからもよろしくデス！ (2017年10月2日 16時) (レス) id: c5800018c2 (このIDを非表示/違反報告)
雪原みっきい - 私もこんな小説書きたいなー (2017年9月29日 17時) (レス) id: d4fba79645 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - 心臓がバックバクでヤバイです (2017年8月4日 1時) (レス) id: b9e25fbee4 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 私ふと思ったんですがこんな『変態』のようなもの見ていいんでしょうか？親に言えないようなものを見ている訳だし…親もこれを知ったら悲しむと思うんですけど。本当にこんなもの見ていいんでしょうか？ (この作品だけに限りません。) (2017年3月22日 14時) (レス) id: 42e3d44975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2013年12月23日 1時
