私の日常２【wrwrd!】 (ページ6)

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#選択することページ6

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「私は…__________

__________わからない。」

gr「ほう…。」

tn「どういうことや？」

珍しく

トントンが口を挟む。

少女の目は

嘘をついている感じはしない。

偶々目が合ったオスマンも

そう感じ取ったようだ。

「 …私は、今まで自分で何かを決めたことが無い。だから、わからない。何が正しいことなのか。どちらを選ぶことが、自分にとっていいことなのか。わからない。」

そうか、

自分で選択をしたことが無い

のではない。

自分で選択することを

許されたことが無いのだ。

決定権はいつも

自分以外の誰かが握ってる。

自分はただそれに従うだけ。

イエス以外の返事は

許されなかったのだ。

これはここでの彼女にとっての

処罰になるだろう。

何かを自ら決める

悩み苦しむことが

彼女への処罰だ。

生きるも死ぬも、

全ては彼女次第。

『何が正しいかなんて、誰にもわからへん。これは君の人生や。例えば、今歩いている長い道、そしてこの先は分かれ道。右へ行けば崖。左は暗く、先の見えない長い道。簡単な話や。ここでくたばるか、先に進んで続きを歩くかのどっちか。合ってるか合ってないかは、君が自分で決めるんや。』

rb「ちょ、言い方、」

kn「せやから心無いんやで。」

『お前にだけは一番言われとうないわ。』

gr「いや、しかし、Aの言う通り。もし仮に、ここで決められなかった場合、有無を言わさず処刑となる。」

tn「結局処刑するんやな。」

gr「決められなかった場合の話や。仮にもこの子には独断でなくとも仲間を殺そうとした罪がある。」

kn「え、じゃあやっぱ処刑でよかったんちゃうんけ？」

『ほんま心無い奴やなお前。』

syp「コネシマさん、話終わらなくなるんで黙ってもらっていいっすかね。」

kn「なんやとショッピ！！」

またガヤガヤ内ゲバが始まりだした。

騒ぐコネシマ、ゾム、シャオロン、

笑う鬱、チーノに

目を輝かせるグルッペンと

止めに入るトントン、オスマン、

しんぺい神、

そして無関心なショッピ。

少女は未だ

難しく考え込んだまま。

そんな彼女に声をかけたのは

「考えることはいいことですね。」

内ゲバに参加しなかった

エーミール。

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