私の日常２【wrwrd!】 (ページ14)

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#白衣の正体ページ14

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いや、待て。

その前に風呂やな。

自室へ戻る前に風呂に入り

支度を済ませて書記長室へ。

コンコンコン、

・・・。

…留守やな。

てことは、

コンコンコン、

「誰だ。」

『 …Aですけど。』

gr「 Aか。入れ。」

いつも

“ 誰だ ”

なんて言わへんのに。

そんなことを考えながら

総統室の重い扉を開けると

中にいたのは

グルッペン、トントン、オスマンと

昨日、最後に見た

白衣の男。

tn「 A、丁度ええところに来たな。」

『 …丁度ええのかはわからんけど、そちらの白衣の方と昨日のことについて、トン氏に聞きたいことがあんねん。』

tn「多分、今その答えがわかると思うで。」

『そんな気がするなあ。で、こちらの方はどちら様で？』

gr「紹介しよう。ヘルドクターくられだ。」

「昨日ぶりですね。改めまして、くられです。」

と、立ち上がり

手を差し出してきたのは

ヘルドクターくられ

と、紹介された

白衣に狐面の怪しげな男。

『 …あ、我々国総統秘書のAと申します。ドクター、ということはお医者様でいらっしゃいますか？』

kr「いえ、医者ではなく、私は科学を専門にしております。」

科学者、ということは

昨日の記憶がないのは

恐らく、この男の仕業か。

記憶に作用する系の薬か、

また別のものか、

tn「 A、お前また分析してるやろ。」

『な、ナンノコトカナ？？』

gr「わかりやすいやつだな。」

『 …それよりも、差し支えなければくられ先生に、お聞きしたいことが。』

kr「構いませんよ。昨日のことですね？」

『ええ。昨日の夕方以降の記憶がございません。失礼を覚悟で単刀直入にお伺いします。くられ先生、貴方が何かしらのことをした。例えば薬、外傷が一切ないことから暴力等の物理的攻撃は有り得ない。そうなると無害な薬、ガス等かと、私はそう読んでおります。』

kr「お見事、その通りです。聞けばAさんはある程度の強さの“ 睡眠薬 ”であれば抗体を持っていてあまり効果がないとお聞きしました。今回、我々国に来たのも新たな超強力☆睡眠薬が完成したので、これをお持ちする為です。」

『成る程、そういうわけやな、グルさん？？』

gr「 …なんのことだか。」

要は実験台にされたってわけ。

まったく、

人の命なんやと思ってんねん。

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