私の日常【wrwrd!】 (ページ30)

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#ようこそページ30

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拳銃を返して消えよう、

目の前の男も

諦めて帰るだろう、

そう思っていたが

此奴は違った。

「受け取った拳銃。それを俺に借りた “ 借り ” がお前にはあるだろう。」

『 …は？』

「借りは、返すのが筋だろう。どうだ、俺と取引をしよう。」

『取引…？』

「すまんな、すぐ取引すんねん、この人。」

「お前が打った9発分の借りを、俺の国へ来るので4発分、幹部入隊で5発分で許してやるゾ。」

『 …断ったら？』

「そりゃあ、国を挙げて戦争やな。」

『戦争って、それ本気…？』

「当たり前や。男に二言はない。」

『 …どうしてそこまで私に固執するの？たった今会っただけなのに。私には、もう何も…！』

「興味が湧いた。単に、俺が気に入ったから。ただそれだけだ。不服か？」

真っ直ぐなその瞳に

思いが揺らぐ。

もう何も信じないはずだったのに。

気づいた時には既に

首を縦に振っていた。

「歓迎しよう。ようこそ、我々国へ。」

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