私の日常【wrwrd!】 (ページ19)

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#脱獄ページ19

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あれから数時間

あっという間に戦争が始まった。

地下まで響き渡る爆発音と大きな揺れ。

地下といえど

ここから地上まで

そこまで遠くないらしい。

恐らく

国中戦火に巻かれているところだろう。

この状況をうまく利用して

助けが来る前に

味方と合流するのが一番早い。

現状、

見張りは誰もいないし

手足も自由で縛られたりしていない。

ただ牢屋に入れられただけ。

…牢屋さえ開けられれば

こっから出るのは簡単なのでは？

今度はロボロへとインカムを繋ぐ。

『ロボロ、聞こえる？』

rb【 A！無事だったんやな！】

『急いでるから手短に言うで、よく聞いて。今私の位置わかる？』

rb【うーん、GPSを辿って見るからに、地下、なんかな。でも、そんなに深ないで。】

恐らく、管制室のモニターに

私の位置情報が出て

城の内部が見られるようになっているはず。

『やっぱそうか。こっから一番近い出口は階段登ってどっちに行けばええ？』

rb【階段登るより抜け穴みたいのない？】

『抜け穴？どこや。』

rb【なんか外に通じる穴みたいなんが右の方に向かって出てるんよね。】

『右…？』

壁は石壁。

絶対ではないが

ここではないだろう。

じゃあ、

『ここか…！』

下は土。

そして

一部だけ色の違う砂利が引かれている。

払うと小さな扉が出てきた。

rb【中は一本道や。そのまま行けば森に出られるで！】

『了解。グルさん、』

gr【今そっちにゾムを向かわせた。合流して一度撤退せよ。】

『承知。』

さーて、

『久しぶりの脱獄やなあ。じゃあの。』

一時撤退！！

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