私の日常【wrwrd!】 (ページ18)

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#地下牢ページ18

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『もう少し優しくできへんの？一応レディーなんやけど。』

「口を慎め。ここで命を落としたいか。」

『つれないやつやな。』

地下牢に投げ入れられる。

まあ暗いし寒いし

ほんま乱暴やな、痛いねんけど。

そして

聞きたくもなかった

憎い声が上から降ってきた。

「久しぶりだな、A。」

『 …お前、まだ生きとったんやな。』

“ お前はもう要らない ”

“ 弱い人間はこの国に必要ない ”

私がα国にいた時の幹部

名前なんて覚えてないし

覚えていたとしても

思い出したくない。

「急にいなくなったお前が、戻ってきていたとはなあ。」

『せやなあ、色々こっちにも事情があんねん。』

「あの頃はまだ、14、15の歳か？」

『覚えてへんな。こんな国に住んどったのも、お前のことも。』

「言うじゃないか。その話し口調、我々国のものだね。随分染まってしまって。」

『なんの話かわからんのやけど。』

「君にはしばらく、ここにいてもらうよ。聞きたいことが山ほどある。それに、これからβ国と戦争だ。生きていてくれよ。」

そう言って立ち去っていった男。

余裕をかまして話をしていたが

誰もいなくなったところで

大きく息を吸う。

『 …っ、』

まさか、

こんな目にあうとは。

武器等はすべて没収されたものの

インカムがバレなかったのが

唯一の救いだ。

誰にもバレないよう

グルッペンに繋ぐ。

『ぐるさ、』

gr【 Aか。】

『、死ぬかも、』

gr【笑わせるな。勝手に死んだら許さんぞ。】

『捕まった。バレてしもた、任務失敗や。』

gr【なんとかして抜けられんか？】

『地下牢に入れられた。階段以外、外へ直通の道は無さそうや。』

gr【 …わかった、暫し持ち堪えてくれ。】

『了解。』

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