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ピンクに溺れたい０３−藤ヶ谷− ページ38

全身がボって火を噴いた感じで



熱くなって





A「なっ・・・」



バって振り向くと




イケメン君は、




イタズラな笑み浮かべて





またね！って口パクで言われた






な、


なにアイツ！！！





むかつく！！！




むかつくけど・・・









格好良かった






悔しいけど




久々にドキドキした




っていうか、あの人何者？！





気付いたらシャンパン、





ガブ飲みしてた









「・・・おーい。大丈夫？」




ペチペチってほっぺたを





優しく撫でられてる感覚






A「ん−・・・・」









瞼、重くて開けらんない・・・






ジーってファスナー降ろされる音、





微かに聞こえる





背中に温かい感触





指先でツーって撫でられてるような





なんだか気持ちいい・・・





夢・・・




なのかな・・・



A「んっ・・・」




「なー、起きてんの？」




低くて、甘ったるい声が




耳元で響く




この声、すごく心地良い





この声・・・どこかで・・・

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