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11* ページ12

Side Miyata





……言葉の意味を頭の中で吟味してる途中で、


視界がさっと遮られた。




「!?」




目の前に、玉の白い肌とふさふさの睫毛。


玉は目を瞑ってて。




俺と玉の間の距離は、ゼロになっていた。


俺の思考はもうパンク寸前。





何これ何これなんなのキス!?


なんで俺玉森と!?






そう思いもしたけど、さっきの玉の甘えた表情と悲しそうな声を思い出したら、


少しくらい、好きにさせてあげようっていう気持ちになった。






玉のホカホカした唇はただ控えめに俺のに触れてるだけで、


なにかディープなモノをしてくる訳じゃ全然なくて。




それが、いつも強気なくせにこういうところだけ奥手なこいつのかわいいとこ。





……お酒でぽわんと赤くなった玉は、目を瞑ったまま、キスしたまま、俺の腰に抱きついてくる。


だから俺は恐る恐るその玉の背中に手を回してやる。






"大丈夫だよー、

玉がいやな事はしなくていいよー"






……自分も相手も男で、


そんな中でこんな真っ暗なところでキスとかして明らかに意味不明な状況。





それなのに俺は玉のことを考えて、


玉のことを想って、声は出せないから心の中でそんなことを思って。


腰に抱きついている暖かい背中をゆっくり撫でていた。







……俺はゲイじゃないし、女の子と付き合ったこともその先までいったこともある。





なのに、キモチワルイとか、やだとか、


全然思わなかった。






……それは、これが玉だから?


それとも、「多分自分史上最大に仲良くなれた友達」だから?


そういう友達だったら玉じゃなくても誰でも良いってことなのか俺は?






……自分のことなのに、


やっぱり俺は今のキスで相当動転してて、結局考えてみても全く分かんない。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 宮玉 , ノンリアル   
作品ジャンル:タレント
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ほか - 最新話まで一気に読ませていただきました(^^)りんごさんのペースでよいので是非この先を更新してほしいです!楽しみにしております! (2021年9月4日 21時) (レス) id: d8f5e0d33c (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - まほままさん» まだ読んでいただけたなんて!嬉しいです…本当にありがとうございます! (2020年10月3日 23時) (レス) id: b136585c56 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - りんごさん、更新ありがとうございます!ここは更新されるたびに楽しみに読ませて頂いています!この先…ミヤは裕太を守って欲しいですね。更新のんびりゆっくりお待ちしていますね。 (2020年9月11日 4時) (レス) id: 5fd2e2f33b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - まほままさん» 返信してなくてごめんなさい、ありがとうございます! (2019年7月26日 18時) (レス) id: f95f9b47d8 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - りんごさんこんばんは。ちゃんと読んでいますよ!お待ちしてましたから。大丈夫です、私ものんびりしてますから〜。やっとみっくんから解放された玉ちゃん…みやっちとうまくいくといいんですが…。まったりとお待ちしてます。 (2019年1月17日 21時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご | 作成日時:2017年4月22日 18時

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