.06 ページ6
.
『 先生っ、もう、ムリです 』
「 何を言っている 」
『 本当に…ムリです、いきそうなんですけどっ 』
私の腕が.
『 っムリムリムリ！ 』
「 いいから運べ 」
今、私が手にしているのはバレーの時に使う支柱.
運べって…
ひとりじゃ無理に決まってるだろうが！！
拙僧の筋肉が唸り始めますよ、これ.
なんだこれ、ただのパシリじゃないか.
教師がこんなことさせていいのかよ.
『 はぁはぁ、……運べた… 』
とりあえず何とか頑張った.
二の腕が既に痛い.
筋肉痛になるのこんなに早いんだっけ.
これ、毎日やってたら宇髄先生みたいな二の腕目指せるんじゃない？？
「 もう一本だ 」
『 さすがにムリです！！ 』
先生はつまらなさそうな顔でため息をついた.
いや、ため息つきたいのはこっちだからね！
「 なら、ボールに空気入れておけ 」
『 あ、はい！それなら出来ます！ 』
「 如月の息でな 」
……は？
無理に決まってるだろう.
アホなの？
どうやってあの小さい穴に息吹き込むの？
先生は出来るの？
「 何をボールとにらめっこしている 」
『 ……いや、どうやって息を吹き込もうかと 』
「 無理に決まってるだろ. 冗談だとも気づけないのか 」
うわ、めちゃくちゃ腹立つ…
なんなの、冨岡先生こんなキャラなの？
ムカついてボールぶち当てようかと思ったけど、
後が恐ろしいから心の中でぶち当てた.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 861人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霞(プロフ) - とても面白かったです！こんな先生欲しいwww (8月9日 23時) (
レス) @page26 id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - バレーボール部入ってたんですけど、1人で支柱持って運んでましたねww (2021年7月3日 15時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - めっちゃ面白かったです！冨岡さんみたいな先生がいたら、最高ですねｗ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
伊覩(プロフ) - かんけつ後に読ませていただきました！めちゃよかったです！ (2020年2月27日 10時) (レス) id: b6c34d3976 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - お疲れ様でした！完結おめでとうございます！いつも楽しく読ませて頂いておりました！私も番外編あればお願いしたいな…なんて…。 (2019年11月20日 22時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっちゃろん
| 作成日時：2019年9月16日 13時
