貴方がいたから Part9 (ページ34)

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3人でゆっくりとお店に向かった。好きな物買って家に帰ることにした。ゆっくりママと手を繋いでね。

ここ『ママ？ここ、必要なのわかんないからママ選んで買って？』

わた『わかった！パパ、カゴ持ってもらっていい？』

たい『いいよ。パパ持ってるから選んで？』

わた『ありがとう。よし、こっちゃん、選ぼうか？簡単に作れる方がいいよね？何入れたい？』

ここ『うーん。ここ、包丁怖いから、使わなくてもいいの。簡単なのがいい！それか使うならママ切っておいてくれる？焼いたりするのはおにぃにお願いするけど。火も怖いからいいかな？』

わた『いいよ。じゃあ、ママ切っておくから、みつにお願いしてやろうか？卵混ぜたりするのはできるからできることだけやろう！それでいい？』

ここ『うん！それでいい！それなら、ここ、できる』

わた『わかった。じゃあそうしようね。』

ここ『うん！ありがとう。』

3人でこうして楽しく買い物するのもいいものだよね。あ、ちょっとこっちゃん、強くなったかも

わた『ん？こっちゃんどうした？』

ここ『…あそこ…いるっ。パパ…』

たい『ん。いるね。大丈夫。おいで？外行こうか？渉、残りお願いしていい？』

わた『うん、わかった買ってくるね。こっちゃん、待っててね、パパとね！』

ここ『ん。わっくん、ありがとう。たいちゃんいこう？やだぁ。怖い…』

たい『いこうね。外にね。大丈夫。』

こっちゃんの頭を撫でて太輔に任せることにした。こういう時は太輔がいいんだなぁって。パパにお願いしてこっちゃんのために早く終わらせて帰らせてあげないと。安心欲しいだろうからね！

2人でそそくさと外に出てきた。近くに公園あったはずだから公園に行こう。その方がパパって呼べるもんね

ここ『…泣』

たい『こっちゃんよく言えたね。よしよし、パパいるから大丈夫だよ。誰も居ないからね？あ、ママにメールだけさせてね？』

ここ『…うん…泣…パパ…』

たい『大丈夫、大丈夫。ゆっくり息吸って？パパしか居ないからね？ママもうすぐ来るって。パパがギュッてしてるから安心してね？ゆっくりね。』

ここ『…ん。…パパ…ギュッ…苦しい…』

たい『苦しいね、でも、こっちゃん、息できてるよ。ゆっくりね？そうそう、うまいよ。その調子。ママきたら、家に帰ろうね。3人でゆっくりしようね。』

こっちゃんが背中をギュッって掴んだのがわかった。こっちゃんなりの合図だな。良かった。少し安心してる

最後の家族の時間はゆっくり